「テーブル」からはじめる「モダンExcel」第1回 モダンExcelの基本、「テーブル」入門
一般社団法人価値創造機構 理事長・公認会計士 村井 直志
( 28頁)
経理や監査、営業や総務など、あらゆる業務で表計算ソフト「エクセル」は日常的に使われますが、これまでのエクセルと違い、「モダンExcel」を使いこなすにはいくつかの決まり事を知っておく必要があります。その中でも最も基本となる概念が「テーブル」です。
本稿では、モダンExcelの基本とも言える「テーブル」を日常業務でどう活かすか、3回にわたり紐解きます(図1。本稿はMicrosoft365のエクセルで解説します)。
図1 掲載予定
回数 | 内容 |
第1回
(本稿) |
モダンExcelの基本、「テーブル」入門 |
第2回 | テーブルで数式を分かりやすくする「構造化参照」 |
第3回 | 実務における「テーブル」の活用ポイント |
なお、エクセルに関しては誤った独自の解釈も見られるため、公式見解の一読をお勧めします。
テーブルについては、マイクロソフト社の1次情報「Excel のテーブルの概要」 ① も参考にすると良いでしょう。リンク先のQRコードをご利用ください(以下同じ)。
1.「テーブル」の歴史的背景と意義
エクセルは、単なる「表計算」ソフトから、Accessのような「データベース」として使うことを意識して進化してきたという歴史的経緯があります...
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