金融庁 中間会計基準を告示指定へ

四半期会計基準は指定から削除
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金融庁は2月8日、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則に規定する金融庁長官が定める企業会計の基準を指定する件(金融庁告示)」等の改正案を公表した。企業会計基準委員会(ASBJ)が開発を進めている「中間財務諸表に関する会計基準(案)」が確定した後に、同基準を一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に指定する。これに伴い、四半期会計基準は指定から削除する。意見募集は3月11日まで。3月29日に公布され、4月1日から適用予定。

四半期会計基準→中間会計基準に指定を変更

今回公表された改正案は以下の2点。

・連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則に規定する金融庁長官が定める企業会計の基準を指定する件の一部改正(案)
・財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則に規定する金融庁長官が定める企業会計の基準を指定する件の一部改正(案)

改正金商法による四半期報告書制度の廃止に伴い、ASBJが「中間財務諸表に関する会計基準(案)」を公表し、最終化に向けて審議を進めている(No.3641・2頁)。これを受け、金融庁が連結財務諸表規則と財務諸表等規則に規定する「一般に公正妥当と認められる...