ソフトウエア制作を委託した場合、取得価額に「共通費」を含めるか?

※ 質疑応答の内容は公開日時点の情報に基づくものです
Q

 外部にソフトウエアの制作を委託し、完成後、当社においてソフトウエアとして資産計上する場合の取得価額の範囲についてお伺いします。

(1)「当該資産を事業の用に供するために直接要した費用の額」として、自社のIT部門(情報関連部署)に係る人件費相当額のみを算入すればよいでしょうか。それとも、他に取得価額に含めるべき費用(例えば、事業税、賃借料等の共通費)があるでしょうか。

(2)2019年開催の企業懇話会・法人課税検討部会における質疑検討「ソフトウエア製作を委託する場合の製作管理部門の人件費等の取扱いは?」に関連してお伺いします。 

 当質疑検討において、「受け入れテスト(UAT)が、完成したソフトウエアの「検収」という意味合いで行われるものであれば、それに係る費用(UATに携わった当該ソフトウエアのユーザー部門の人件費)は、「取得」のために要した費用とは少し性格が異なるのではないか」との考え方が示されました。

 ところで、IT部門がユーザー部門と一緒になって行ったUATに係る「IT部門の人件費」についても同様の考え方で整理されるのでしょうか。

 なお、資産計上するのは自社使用のソフトウエアであるため、完成後は、IT部門もユーザーとして使用します。

A
(専門家の見解全文 文字数:1024文字)

【諸星】 (1)につ………

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