ミニファイル ESRSとGRI基準の相互運用性
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欧州版のサステナビリティ報告基準であるESRSは、その特徴の一つとして「ダブル・マテリアリティ」を採用していることが挙げられる。ISSB基準やそれを基にしたSSBJ基準は報告の対象者を投資家に絞った上で、特に財務情報に主眼を置いて「環境や社会が企業に与える影響」(財務マテリアリティ)の開示を求めるシングル・マテリアリティの立場をとっている。これに対してダブル・マテリアリティは、投資家のみならず従業員や消費者など多様な関係者を報告の対象とし、財務マテリアリティに加えて「企業が環境や社会に与える影響」(インパクト・マテリアリティ)の開示を求めるものだ。
EFRAGなどが共同で開催したセミナー(本号4...
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