JICPA 国際認定フォーラム加盟機関はIESBA倫理基準を使用へ

IESBA議長らによるセミナーを開催
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日本公認会計士協会(JICPA、茂木哲也会長)は4月16日、「IESBA議長来日セミナー2024」を開催した。セミナーでは、サステナビリティ報告・保証に関する倫理規程改訂の公開草案( No.3642・26頁 参照) について、来日した国際会計士倫理基準審議会(IESBA)の議長やスタッフが概要説明やパネルディスカッションをした。また本誌は、4月17日にIESBA議長へのインタビューを実施し、規程の適用範囲を職業会計士以外にも拡大する意図などを聞いた。

公開草案へのコメント提出求める

今回来日したのは、ガブリエラ・フィゲイレード・ディアス氏(IESBA議長)、ケン・シオン氏(IESBAプログラム・シニアディレクター)、シルビア・スラムコ氏(IESBAプリンシパル)の3人。冒頭の基調講演でディアス氏は「公共の利益の観点からサステナビリティ情報の信頼性を高めることを重視している。公開草案にぜひ意見を寄せてほしい」とした。

続いて野崎彰氏(金融庁企画市場局企業開示課長)が、日本におけるサステナビリティ情報の開示・保証制度の検討状況を説明。金融審議会「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキ...