SSBJ 会計基準の名称と財務諸表の閲覧方法を開示提案
日本版S1基準について議論
( 05頁)
サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は3月2日、第9回本委員会を開催した。日本版S1基準(SSBJ基準)の「関連する財務諸表の作成基礎として用いた会計基準の開示」を議論した。事務局は、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の公開草案で開示が要求されていない「サステナビリティ開示に関連する財務諸表の作成基礎に用いた会計基準の名称とその財務諸表のアクセス(閲覧)方法」についてSSBJ基準で開示を求めることを提案。委員から異論がなかったため、この方向で開発を行う予定だ。 |
ISSBの公開草案にない項目の開示を提案
ISSBは、公開草案でサステナビリティ情報の作成・開示にあたり関連する財務諸表の作成基礎に、IFRS会計基準だけでなくその他の会計基準を用いることも認めたほか(S1基準案8項)、当該財務諸表の開示を要求した(同38項)。
これに対し、SSBJは関連する財務諸表がサステナビリティ開示と同じ開示書類(文書)の中で提供されない場合などを考慮。「用いた会計基準の名称と関連する財務諸表の閲覧方法も開示を要求すべき」とコメントしたが、現時点でISSBは再審議していない。
このような状況下、事務局は...
- 経営財務データベースで続きを読む
-
無料 2週間のお試しはこちら
すぐに使えるIDをメールでお送りします