SSBJ 「脆弱な」「整合した」の定義は企業が解釈

気候関連のリスクと機会の開示について議論
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サステナビリティ基準委員会(SSBJ、川西安喜委員長)は9月5日、第38回委員会を開催した。前回議論した基準開発の基本方針を踏まえ、個別論点について審議を開始した( No.3668・5頁 )。今回は、産業横断的指標等のうち気候関連のリスクと機会の開示などを議論。事務局から、公開草案の提案を変更せず、「大」「中」「小」など「規模に関する情報」を用いて開示することも容認する案が示された。また、気候関連のリスクと機会の開示において不明瞭とされていた「脆弱な」等の定義について、企業の解釈に委ねる案なども示されている。

公開草案での提案

議論となった「気候関連のリスクと機会」は、TCFD提言で開示が推奨され、I...