第2四半期以降における会計方針の変更事例を確認

3社がシステム変更を契機に変更
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会計方針は、原則として、事業年度を通じて首尾一貫していなければならない。会計方針の変更も年度の期首(第1四半期)から行うのが原則となる。第2四半期以降における自発的な会計方針の変更は、一定の場合に限って認められており、2024年3月期では4社あった。会計方針の変更の取扱いや変更事例を確認する。

第2四半期以降の自発的な会計方針の変更

会計方針は、毎期継続して適用することが原則だが、正当な理由がある場合には変更することができる。正当な理由には、次の2つがある。

①会計基準等の改正に伴う会計方針の変更

②①以外の正当な理由による会計方針の変更

①の会計基準等の改正には、既存の会計基準等の改正や廃止のほか、新...