アップデート!非財務情報開示の今 第19回 非財務情報の開示を巡る国内外の動向(2024年10月~12月の動向)
有限責任 あずさ監査法人 会計・開示プラクティス部 大木 雅彦
1.はじめに
本連載企画「非財務情報の開示を巡る国内外の動向」では、国内外の非財務情報に関する最新動向について四半期を目途にその動向について解説を行っている。本稿では、2024年10月から12月の動向について、以下に焦点を当てて解説する。
(国内の動向)
●金融審議会「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ」の第4回及び第5回会議の開催
●サステナビリティ基準委員会(SSBJ)による直近の審議及び公開草案「指標の報告のための算定期間に関する再提案」の公表金融庁による「記述情報の開示の好事例集2024」の公表
●金融庁による「企業内容等の開示に関する内閣府令」等の改正案の公表
(国際的な動向)
●国際監査・保証基準審議会(IAASB)によるISSA5000「サステナビリティ保証業務の一般的要求事項」の公表
●IFRS財団による「サステナビリティ関連のリスク及び機会、並びに重要性がある情報の開示」に関する教育文書の公表
なお、本文中の意見に関する部分は筆者の私見であることを予めお断りする。
2.金融審議会「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ」の第...
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