ストックオプション権利行使に伴う株主間の課税について

※ 事例の内容は回答年月日時点の情報に基づくものです

[質問]

 7月に数年前に税制適格ストックオプションの設定を行ったものの権利行使期間が始まります。

 現社長がその権利を行使する予定で金銭を払い込みます。その権利行使時に株主間の課税についてお聞きします。

前提

資本金が1億円以下の中小法人

株主 

A社長 65%の持分

B社  15%(上場会社)

C社  10%(非公開会社)

D社  10%(同上)

 

 ストックオプションの設定時の株価は額面金額である50000円。(税制適格の時価以上の設定金額という要件は満たしています)現時点での株価は約300000円で、監査法人による算定をし、ここ数か月の実際の売買では、この数字の近辺で行っています。

 このような現在の時価の際に、設定時の50000円で権利行使した場合に、有利な価格による新株発行なので税務上株主間での贈与問題が発生するか否かご教示ください。

 第三者への有利発行ではないので、課税は発生しないと考えています。

 また今回は社長以外が法人株主ですが、個人株主がいた場合も同様なものか否かもご教示ください。

 

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1 お尋ねは「ストッ………
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