役員等に貸付けをした際の利息について

※ 事例の内容は発行日時点の情報に基づくものです

[質問]
 法人が役員や従業員に貸付をした際の利息についての質問です。
 通常、法人がその役員や従業員に貸付を行った場合の利息は、下記により計算するものと認識しております。
(1)会社が他から借り入れて貸し付けた場合 ... その借入金の利率
(2)その他の場合 ... 貸付を行った日の属する年に応じた利率
?  (平成30年~令和2年中の貸付 ... 1.6%)


 甲社は、事業承継の時期を迎えており、社長から次期社長への株式移転に当たって、次期社長へ会社が株式購入資金の一部を貸し付ける事としました。この次期社長への貸付金の利率について検討を行っています。
 甲社はこれまで一度も外部借入をしたことがありませんが、今年初めてコロナ融資により借入をしました。外部借入がなければ上記(2)の通り、年1.6%が相当かと思いますが、現在は借入があり、コロナ融資のため通常より低い利率(更に利子補給があるため実質的には無利息)となっております。
 このような場合でも、今年の外部借入の利率と同率で次期社長への貸付利息を算出すべきでしょうか。又は、実質は無利息となっているのであれば、次期社長への貸付も無利息とすべきでしょうか。

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 ご照会の件につきま………
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