PFI事業における大規模修繕費用の負担

※ 事例の内容は発行日時点の情報に基づくものです

[質問]
 PFI事業が開始して約15年経過しました。当初の契約では20年間、県の施設を割賦払で契約しています。
 当初、SPCとコンソーシアムのゼネコンとの間で大規模修繕契約を交わしており(19年目に修繕実施契約)、契約金額も決められています。
※ 県からSPCへの支払金額が増減した場合はSPCからゼネコンへの支払  額も増減することになっています。
 契約時から15年が経過しこの大規模修繕の費用が当初契約時の金額より約1億円近く増加するような見込みとなってきました。
 このため当初契約の金額で大規模修繕を実施すると、ゼネコン側は大幅な赤字が発生します。
 県からは増加分の修繕費の支払は見込めません。
 修繕費増加分の一部をSPCが負担するとなると寄付金処理となりますか。
 なお、SPCの株主はコンソーシアムのゼネコン2社です。

[専門家からの回答]  ※税理士懇話会が顧問契約している専門家の一覧はこちら

 ご案内のとおり、P………
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