役員退職給与の打切支給について

※ 事例の内容は発行日時点の情報に基づくものです

[質問]
 当社は退職金の支給に関して、最終給与月に勤務年数と功績倍率を乗じた金額を算出し支給しています。
 このたび、分掌変更に伴い代表取締役から平取締役になる者(経営上の重要な地位を占めていません)に退職金を支給しようと考えていますが、下記の条件の場合、パターン1の計算に税務上問題はありますか(功績倍率は適正であるという前提です)。
【取締役在任期間】  平成25年8月~令和5年7月
【代表取締役在任期間】同上
【分掌変更前給与月額】500,000円
【分掌変更後給与月額】100,000円
【功績倍率】     使用人   1.0倍
           取締役   2.0倍
           代表取締役 3.0倍
パターン1
 今回支給する退職金:500,000円×10年×3.0=15,000,000円と計算し、仮に2年後に取締役を退任した場合は、100,000円×2年×2.0=400,000円と計算

パターン2
 まだ取締役として残っているため、今回は代表取締役の倍率と取締役の倍率の差額分のみが適用され、今回支給する退職金は500,000円×10年×1.0(3.0倍-2.0倍)=5,000,000円となり、仮に2年後に取締役を退任した場合は、100,000円×12年×2.0=2,400,000円となるのでしょうか。

[専門家からの回答]  ※税理士懇話会が顧問契約している専門家の一覧はこちら

 退職給与は、本来「………
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