出向元による出向社員給与等の全額負担

※ 事例の内容は回答年月日時点の情報に基づくものです

[質問]
 当社は卸売業の内国法人です。
 弊社の従業員が、業務習得目的で、他社へ出向する場合の費用負担についてご教示ください。
【前提】
・出向元(弊社)と出向先との間に資本関係はない。
・対象従業員:8月入社する社長の長男で、役員ではない。
会社区分:中小企業、同族会社、長男の株式保有割合は3.5%
・出向目的:出向元の新規事業であるカーボンニュートラル事業に関する業務・知識を習得すること。
習得する業務の範囲は、出向元と出向先の間で明確に指定する。
・出向期間:半年から1 年を予定しており、目的達成できた時点で終了する。
・出向形態:在籍出向、出向元が勤怠管理を行う。
・費用負担:給与・社会保険料等の費用負担は、出向元が全額負担する。
出向元から出向先へ研修費を毎月支払う。
・費用負担については、出向元と出向先で合意し出向契約書を結ぶ。
 以上のような前提で、出向元が給与等の費用を全額負担することについて、出向元から出向先への寄附金とみなされるでしょうか。

[専門家からの回答]  ※税理士懇話会が顧問契約している専門家の一覧はこちら

" 一般的に「出向」………
(回答全文の文字数:923文字)