「土地の無償返還に関する届出書」を提出している土地の相続時の評価額について

※ 事例の内容は発行日時点の情報に基づくものです

[質問]
 土地所有者:同族会社株主(被相続人)
 土地使用者:同族会社
 当該土地に同族会社所有の建物(倉庫)あり
1 平成15年2月「土地の無償返還に関する届出書」提出
   契約期間 平成15年2月~平成24年4月
   地代年額 3,541,320円  固定資産税 不明
2 平成24年4月「土地の無償返還に関する届出書」提出
   契約期間 平成24年4月~平成44年4月
   地代年額 1,363,260円  固定資産税 1,263,299円(契約年度)
3 平成25年12月~平成30年8月 地代額変更
   支払額 月額390,000円  年額4,680,000円
       (確定申告あり)
4 平成30年9月「土地の無償返還に関する届出書」提出
   契約期間 平成30年9月~平成50年8月
   地代年額 3,000,000円  固定資産税 1,263,299円(契約年度)
   (地代の額を届出書に記載しておきたいとの理由から)
5 令和1年8月 相続発生
 この場合、相続時の当該土地は「土地の無償返還に関する届出書」のある土地として自用地評価×0.8の評価が可能ですか。
 なお、「土地の無償返還に関する届出書」は借地権の設定等によりとなっています。

[専門家からの回答]  ※税理士懇話会が顧問契約している専門家の一覧はこちら

1 結論として、その………
(回答全文の文字数:685文字)