発行会社による株式の買取を前提に贈与が行われた場合の株の評価

※ 事例の内容は回答年月日時点の情報に基づくものです

[質問]

A社は大会社

類似業種比準価額2722円

純資産価額 6769円

配当還元価額 198円

発行済株式数 1876000株(内自己株式514800株)

 

 同族株主ではなく、現在株主でもない役員の配当還元方式の価額により同族株主である現在代表取締役をしている役員から株式の贈与を考えています。

 贈与を受けた株主は近いうちに退職する予定ですが、退職金制度を数年前に廃止したため会社としては退職金という形ではなく、自社株を代表者からその役員に贈与し、贈与を受けた役員から自己株式として買い取り、退職金の代わりにしようと考えています。

 贈与の際は、配当還元価額198円で3700株を贈与し、(贈与価額732600円)自己株式で買い取る価額を類似業種比準価額2722円ほど買い取る(買取総額10071400円)ことを検討中です。

 何か問題になる点はありますか。

 

[専門家からの回答]  ※税理士懇話会が顧問契約している専門家の一覧はこちら

 ご照会のように株式………
(回答全文の文字数:424文字)