台風による浸水で使用ができなくなった社宅に入居する従業員を会社負担で近隣ホテルに宿泊させた場合等の経済的利益に対する所得税の取扱い

※ 事例の内容は発行日時点の情報に基づくものです

[質問]
 台風により社員に貸与している借上げ社宅が浸水し使用できない状況になりました。数日会社に寝泊まりしていたのですが、代替の社宅に入れるまでに時間がかかり、近隣のホテルに宿泊させることにしました。
 会社が全額負担でホテルを手配した場合、経済的利益の供与になってしまうでしょうか。
 代替の社宅に入れるまでどれほどの期間がかかるのか今のところ未定です。
 長期化するようであれば、マンスリーマンションも含めて探すなどの手を打つ予定ですが、近隣も同様の被災状況で時間がかかることも想定されています。
 なお、今回の被災社員はこの人のみで、例えば持ち家の社員が被災するなどの状況にはなく、同程度の被災者への支援として公平を図るなどの比較ができません。また慶弔規程では少額の見舞金を定めている程度です。
 経済的利益の供与にならないように支給する方法があれば御教示ください。

[専門家からの回答]  ※税理士懇話会が顧問契約している専門家の一覧はこちら

 ご高承のとおり、個………
(回答全文の文字数:1493文字)