サブリース方式による課税上の整理

※ 事例の内容は回答年月日時点の情報に基づくものです

[質問]

・A氏(土地所有者)

・B社(A氏が代表取締役を務める同族会社)

・S社(コンビニエンスストアの運営会社)

【状況】

① A氏が所有する土地について新たにS社と契約を結びコンビニエンスストアを建築することとなった。建物建築費用はA氏が個人名義で金融機関より借入。

 建築後は賃料としてS社より790000 円/月が入金される予定。

② B社は小売業、不動産賃貸・管理業を行っているが、ここ数年は毎期赤字決算であり、収支状況が芳しくない。

③ 高齢であるA氏は他にも不動産・金融資産等を所有しており、今後上記①のコンビニエンスストアの賃料が入金され続けるとA氏の個人資産が増加し、相続税の負担が重くなることを懸念。

【質問事項】

 上記状況より、A氏の相続税負担を抑えることとB社の収支改善を目的とし、A 氏とS社の契約の間にB社が入り、「S社からの賃料を一旦B社が受け取り、その後B社よりA氏が賃料を受け取る。その際賃料の15%前後をB社が仲介料として受け取る」というサブリース契約のような形態を取ることについて、税務上の問題点及び指摘される可能性がある事項等はありますか。

【追加】

・A氏名義で建物を建築し、それをB社が借り上げ(サブリース契約)

・B社とS社でコンビニエンスストア運営の契約を締結(賃料はB社に入る)

という形態を想定しております。

 上記条件を前提としてご回答を宜しくお願い致します。

 

[専門家からの回答]  ※税理士懇話会が顧問契約している専門家の一覧はこちら

1 同族会社等の行為………
(回答全文の文字数:1908文字)