無給役員に対する退職金

※ 事例の内容は回答年月日時点の情報に基づくものです

[質問]

 当社は設立より40期になる中小法人です。

 当初より建築設備業を営んでいましたが、事業の赤字が続いたため、今から10年ほど前に建築設備の仕事は廃止し、残っていた資金(約6千万円)を活用して主に有価証券の運用をしてきました。直近決算時の現金預金・有価証券の時価評価をあわせても資金は約1億円あります。

 このたび、事業主の高齢化に伴い法人を解散~清算しようと考えています。

 残っていた役員2名にこれまでの功績を考慮して役員退職金を支給しようと考えていますが、建設設備業を廃止した以後は毎月の役員報酬を取っていませんでした。

 建設設備業をしていた頃は毎期売上高が1億円前後あり、黒字経営だったため資金留保が出来ていました。このため、1人2千万円~3千万円の退職金を検討していますが、無給の役員に支給する退職金としての計上は認められるでしょうか。

 

[専門家からの回答]  ※税理士懇話会が顧問契約している専門家の一覧はこちら

(1) 役員退職金は………
(回答全文の文字数:906文字)