コース勘定の取得価額

※ 事例の内容は回答年月日時点の情報に基づくものです

[質問]

 ゴルフ場を経営している法人で、コース改修あるいはコース内土地の整地につき当該工事を請負った建設会社より外部建設現場で発生した残土の受け入れを行い、改修及び整地工事を実施することを予定しています。

 建設会社は、外部の会社から処分費用を受領して残土を引きとっていることから、この残土をそのままコース改修あるいはコース内土地の整地に利用するとのことです。

 建設会社としては、改修及び整地工事に必要な土の購入費が発生せず、むしろ収益を得て土地を引き取っていることになります。そして、ゴルフ場を経営している法人としても、建設会社が残土を受け入れた経緯を知っていることから、通常の工事代金から、建設会社が得た残土受け入れ代の90%相当額を控除(値引き)して、工事代金を請求することを想定しています。

 このような場合、ゴルフ場を経営している法人が建設会社に支払う工事代金のみをコース勘定として資産計上することは税務上、問題はないでしょうか。

 

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 法人税法上、固定資………
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