相続税の課税価格に加算する相続開始の年に贈与された財産の価額

※ 事例の内容は発行日時点の情報に基づくものです

[質問]
 非上場の同族会社A社は、相続対策として毎年相続税基礎控除の範囲内で、会長(父)から社長(長男)に株式を贈与しています。
 令和2年1月31日に株式を評価し贈与したところ、令和2年11月に会長(父)の相続が発生しました。
 相続税計算にあたり、令和元年と平成30年の贈与は3年以内の贈与に該当するため贈与時点の株価で相続税に取り込みます。
 令和2年1月31日に贈与した株式を相続税申告に取り込むに当たって、当該株式の評価は贈与時点(令和2年1月31日)で計算することになるのでしょうか。もしくは、相続発生時の評価額で申告することになるのでしょうか。

[専門家からの回答]  ※税理士懇話会が顧問契約している専門家の一覧はこちら

1 結論としては、相………
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